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コーヒー生豆の選び方

コーヒー生豆を選ぶときの選定基準ポイントですが、主に4つのポイントがあります。
それぞれのポイントを踏まえるとお好みのコーヒー生豆が見つけやすくなるでしょう。



 
 
  原産国
 

原産国の中でも、地域によって特徴が異なったりもしますが、それぞれの原産国を見る前に、ざっくりと大陸や地域ごとの味の傾向・特徴を把握すると好みの味を見つけやすくなって良いかもしれません。

 
エリア 主な原産国 味の傾向
南 米 ブラジル
コロンビア
ペルー etc...
クセのない味わい
中 米 グアテマラ
コスタリカ
ジャマイカ etc...
軽やかな酸味、華やかな味わい
アフリカ エチオピア
ケニア
タンザニア etc...
フルーティーな酸味、ジューシーな味わい
アジア インドネシア
ベトナム etc...
ボディ感やコクのある味わい
 
 
  品 種
 

コーヒー豆の品種は大きく分けて2つ。「アラビカ種」と「カネフォラ(ロブスタ)種」です。「アラビカ種」は「風味が良く、病気に弱い」。カネフォラ種は「苦味が強く、病気に強い」、という特徴があります。
当店で扱っているコーヒー生豆のほとんどは「アラビカ種」で、このアラビカ種に属する品種は突然変異種や品種改良され、今では200種類以上あるとも言われ、また、常に新しい品種が開発されています。



 
 
  精製方法
 

収穫したコーヒーチェリーから種子であるコーヒー生豆を取り出す精製工程ですが、いくつか種類があり、その精製方法によってコーヒーの味わいは大きく変わります。

 

ナチュラル(乾燥式)・・・ボディ感があり、豆自体の個性が出やすい

 

ウォッシュド(水洗式)・・・すっきりとしたクリーンな味わい

 

パルプドナチュラル/ハニー・・・ナチュラルのような果実味のあるコクがあり、ナチュラルよりクリーンな味わい

 

スマトラ式・・・インドネシア特有の精製方法で、深いコクと独特な味わい

 

アナエロビック・・・ワインの醸造がもとで、果実感のある個性的なフレーバーや酸味、コクが特長

 
 
  グレード
 

コーヒー生豆は、原産国ごとにそれぞれの基準でコーヒー生豆の等級(輸出規格)を設けています。これがコーヒー生豆選びのひとつの指標である「グレード」です。しかし、このグレードが低かったり、表記がなかったら美味しくないということではありませんので、あくまでも選ぶ際の判断材料の一つとしてとらえるのが良いかと思います。

 

生豆のサイズ(大きさ)・・・大きいほど等級が高くなります。 例)ケニア AA 、コロンビア スプレモ

 

欠点豆の混入率・・・混入率が低いほど等級が高くなります。 例)エチオピア G1

 

標 高・・・標高が高いほど等級が高くなります。 例)グアテマラ SHB、メキシコ HG、ホンジュラス SHG

 

複合(生豆のサイズと欠点豆の混入率)・・・大きく、混入率が低いほど等級が高くなります。 例)ブラジル No.2、インドネシア G1